健康福祉事務所機能の強化について、1点お尋ねする。兵庫県ホームページによると、業務の専門性を高め緊急事案にも機動的に対応する体制を整えるため、25ヵ所あった健康福祉事務所を平成21年4月から14ヵ所に統合・再編した。しかし、3年あまりの新型コロナにおける緊急事案に対して、健康福祉事務所の現行体制が機動的に対応できたのかどうかは疑問が残るところである。
新型コロナウイルス感染症に係る兵庫県対処方針により、保健所体制の強化、保健師バンクの機能強化についての内容は確認した。兵庫県新型コロナウイルス感染症対策報告書によると、有効であった対応として、保健所業務支援のための職員派遣などがある。また、今後の感染症対策に生かすこととして、保健所業務を支援する組織を迅速に設置し、柔軟に運用するとともに、保健所業務を一部集約化、効率化し、県と市町、各保健所間などにおける各種情報の更なる強化とあった。令和4年度決算特別委員会が10月6日にあったが、我が会派の青山議員の質問に対する、岡田保健医療部次長の答弁も確認したところである。そこで、今回の資料で、健康福祉事務所機能の強化について、人材活用による体制の強化と情報伝達システムの活用などが挙げられているが、現時点までの検証を踏まえて、今後の機能強化策の優先順位などがあるかお尋ねする。