○(なかい隆晃委員)
私から第89号議案ないし第90号議案の、公の施設の指定管理者の指定についてお尋ねする。指定管理者制度に関するガイドラインによれば、県政改革方針、全ての指定管理施設で原則公募による指定管理者の選定を徹底するとある。より多くの民間事業者の参入を促進して競争原理を働かせ、民間活力の活用促進していくことと明記されている。公の施設は、公共性、利用の公平性や運営の安定性の確保を前提とした上で、設置目的に沿って、広く県民に安定的なサービスを提供することが求められている。そこで、兵庫県災害医療センターと兵庫県立リハビリテーション中央病院及び西播磨病院を指定管理者としての決定プロセスについてお伺いする。
○経営課長(鳥田信次)
施設の指定については、まず、広く指定管理者の募集の機会を設けていて、一定期間、例えば1ヵ月とか、興味がある方、手を挙げられる方はいないかというプロセスを経て、手が挙がったら、サウンディングということでいろんな条件を詰めていくというプロセスを経るという形になっている。
ただ、これらの施設については、そもそも災害医療センターは、阪神・淡路大震災の経験を踏まえて、災害の時はその中核の司令塔になる病院として、平時は救急救命の司令塔として、後方病院ということで、日赤さんが一体的に今まで来ているので、なかなか手は挙がらないかなというのはある。それとリハビリテーションの2病院についても、昭和の時代から44年だったか、リハビリテーションセンターができて、それからずっと病院と福祉と一体的になってやってきているという形があるので、なかなか手が挙がらないかなという現状はあるが、プロセスとしては広く呼びかけて、やってもらえるところがあったらという、そういう手続きは取っているという状況である。
○(なかい隆晃委員)
資料が不足しているというか、情報不足で、こちらとしては比較検証ができずに、議案審査が難しいかなという状況である。本当に、外部評価としての情報がないので、これが公の指定管理者の指定という形ですぐにできるものなのかどうか疑問に感じたので、そこをお尋ねさせていただいた。