令和7年1月23日(木)~24日(金)、兵庫県議会農政環境常任委員会による管内調査(西播地区)を実施しました。以下、調査先となります。
① 姫路市神河町越知の林業現場を視察、「㈱山田林業」を調査。人工林資源の有効利用を図るため、林業経営に適した人工林において適正な経営管理のもと、これまでの間伐主体の施業に加え、主伐・再造林などの森林整備と原木生産を効率的かつ計画的に推進。さらにR6から「生野銀山バイオマス発電所」に燃料供給しているとのこと。
② 姫路市兼田地区の「㈱おかもと農園」を調査。ビニルハウスの現場も視察しました。若手の農業後継者として活躍、ひょうご農業MBA塾受講もし若手人材育成にも社長は尽力中です。地域の伝統野菜である「海老芋」等を生産すると共に、生産した野菜については兵庫県認証食品制度を活用し魅力発信をされておられます。また農福連携にも積極的に取り組まれているとのこと。葉物野菜に特化、継続した周年事業を確保しB型就労支援施設との連携に努めておられます。
③ 姫路市北条にある「中播磨県民センター」を訪問。姫路農林水産振興事務所、県民躍動室を調査。所管する事務事業を審査しました。
④「赤穂市漁業協同組合」との意見交換、坂越(さこし)かきの現場を調査しました。坂越かきはR5に地域団体商標登録(特許庁)しています。イワガキ養殖や海外への輸出等にも取り組んでおられます。
⑤ 佐用町の「春本園芸」を調査。約30棟のビニルハウスを管理、花苗や野菜苗など約300品目を栽培しています。培養土のリサイクル、自作器具による低コスト化や省力化に尽力。ホームセンター「アグロ」等に卸し、ベタ置き栽培という手法で年間160万ポットを生産しているとのこと。農福連携にも取り組んでおられました。
⑥「元気工房さよう」(佐用町)を調査。R2に佐用町の既存3施設が合併。農産物や加工品販売の拠点施設となる。R6に直売所とレストランがリニューアルオープン。そば打ち体験等の教室、兵庫県産木材を多用した木質化の店内は印象的です。
⑦ 上郡町の「西播磨県民局」へ。光都農林振興事務所、県民躍動室の所管事務事業を審査しました。
以上