なかい隆晃の記事

農政環境常任委員会R6/8/28「ため池」について(議事録)

政策活動
政策活動

○なかい隆晃委員
兵庫県はため池が日本一多いので、兵庫県議会議員としてはため池を注視しなければな
らないと思う。様々な議論でため池の話が出たが、農地整備課の資料17ページのうち、特
に防災について気になるところがある。今後20年から30年において、南海トラフ大地震が
起こるだろうとの予測のもと、兵庫県では、この防災は大変重要なキーワードだと考える。
資料では、防災重点農業用ため池が6,146ヵ所とのことだが、兵庫県のホームページを見る
と、令和5年9月時点の各市町の防災重点農業用ため池数が公表されており、1位が淡路
市で647ヵ所、2位が神戸市で632ヵ所、3位が三木市で540ヵ所である。今後、防災工事を
進めていく上で、この数を見て優先的に進めるのか、もしくは、防災という観点から人的
被害を及ぼすことを踏まえ、政令市、中核市、一般市という人口の密集度合いを見て優先
的に進めていくのか教えていただきたい。
○農地整備課長
下流に住宅等があり、万が一のときに人的被害を及ぼすため池を防災重点農業用ため池
として指定しており、我々もこれらの早期改修に向けて頑張っている。防災重点農業用た
め池の中でも、改修が必要なものと健全なものがある。下流に人家がある等の万が一のこ
とを想定しているので、防災重点農業用ため池の指定イコール危険というわけではない。
資料の19ページに記載の兵庫県ため池防災工事等推進計画では、防災重点農業用ため池が
メインになるが、早期に改修しなければならないもの、さらには、万が一のときに被害が
甚大なものに対して、規模や優先順位等についても市町とも一緒になって適切に考えて、
県下440ヵ所のため池の改修・廃止工事を10年間で集中的かつ計画的、優先的に進めている
状況である。
○なかい隆晃委員
よく分かった。人口が密集する神戸市でも、密集するところほど防災に関しての感度が
高いように思う。そのあたりの市町の反応はいかがか。
○農地整備課長
ため池の直下に住宅開発等で家が増えたような地域もあり、そういった地域のほうが、
早く何とかしてほしいという声は強い。市町との協議の中でも、大体そういったところが
先に出てくるので、我々としても、そのようなため池の改修・廃止工事を優先して進めて
いる状況である。
○なかい隆晃委員
本県は日本一のため池数であるので、本県のこどもたちに対する環境教育、防災教育と
いう点においても、ため池の役割は非常に重要だと思う。今後ともよろしくお願いする

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