なかい隆晃の記事

兵庫県国土利用計画審議会(R7/9/9)議事録

議会活動
議会活動

 今年度(R7)は「国土利用計画審議会」に所属しています。主な審議事項は以下の通りです。①兵庫県国土利用計画の策定(変更)に係る調査審議 ②市町国土利用計画について、必要な助言又は勧告を行う場合の調査審議 ③兵庫県土地利用基本計画の策定(変更)に係る調査審議 ④県土利用に関する基本的事項及び土地利用に関する重要な事項の調査審議 ⑤国土調査に関する重要事項についての調査審議となります。初参加しました審議会(第71回)の議事録がアップされましたので、ご報告いたします。

○委員(なかい委員) 
 一通り原案を読ませていただきまして非常に精度が高い。兵庫五国、これは日本の縮図ということでこれをまとめるというのは、相当な作業だろうというふうに思ったのですが、資料2の16ページの基本方針の地域別に神戸・阪神地域があります。私、神戸市長田区選出ですから、神戸のことを考えたときに、2つ目の2行目に、「福祉コミュニティの形成」と書かれています。この福祉コミュニティと言われるものが、神戸市においては「防災・福祉コミュニティ」と、「防コミ」と、阪神・淡路大震災を経験して、防災の初期対応、初動をいかにしていくかということで、自主防災組織として、「防災・福祉コミュニティ」という言い方がもう長年、30年来続いています。その前に、「震災から得た経験と教訓を十分に踏まえたインフラ整備をはじめ」というふうに、ハードの括りになるのですが、やはりソフト面の防災という観点も文言としては必要ではないかなと思いました。ですから、福祉コミュニティというよりも、防災・福祉コミュニティというような、防災のソフト面というのも少し入れた方がいいのではないかと思いました。第六次国土利用計画(全国計画)が令和5年7月に閣議決定されまして、「土地本来の災害リスクを踏まえた賢い国土利用・管理」ということで、「事前防災・事前復興の視点からの地域づくり」という観点がありますので、ここに「防災・福祉コミュニティ」、あるいは、「防災福祉コミュニティ」というような観点を入れてはいかがかと思います。


○会長 
 ありがとうございます。その辺りはいかがでしょうか。


○事務局(森崎主幹) 
 防災的な考えといたしましてはもちろん、ハード対策とソフト対策というのを組み合わせて行っていかないとなかなか成功しないものでして、本文中にも事前復興の考え方は一定載せさせていただいております。神戸市ということで、例えば、駒ケ林での活動などもあるかと思いますが、そういったものも調べながら、本文に反映していけるものは反映していければと思います。先ほど申しましたように、この計画が土地利用に関する計画ということで、土地利用に関わりながら、書きぶりを考えていければと考えております。答えになっているか分かりませんが。神戸市の計画等を確認させていただいて、反映させるべきと判断できれば反映させていただきたいと思います。


○委員(なかい委員) 
 ありがとうございます。計画が令和5年から令和15年の今後10年ということで、南海トラフ地震がこの30年で80%の確率ということが叫ばれています。ですから、兵庫県において、防災という意識を非常に明確に強く訴えていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


○会長 
 ありがとうございます。今のなかい委員の御発言を聞いていますと、神戸だけの問題ではないので、こういった神戸の先進的な防災・福祉コミュニティとか、そういったハード・ソフトの、先ほど言われた事前防災などは非常に重要なワードと思います。これを土地利用と重ねると非常に難しいのですけれども、土地利用計画上そういった事前防災等を加味していくことは、兵庫県全域で必要なことだと思いますので、また、そういった言葉があると、兵庫県オリジナルなところかと思いますので、事前防災とか、何らか神戸の取組を他地域にも応用していくなど、そのような言葉があると良いと思いました。また御検討ください。

                                            以上

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